白山市議会 2022-12-15 12月15日-03号
ユネスコから2人の審査員が白山ろくの国天然記念物、桑島化石壁や手取川扇状地を見渡せる獅子吼高原などの白山手取川ジオスポット約20か所を視察し、市や専門家でつくる白山手取川ジオパーク推進協議会、そして、推進協議会と連携協定を結ぶ団体や市民からのヒアリングが行われました。
ユネスコから2人の審査員が白山ろくの国天然記念物、桑島化石壁や手取川扇状地を見渡せる獅子吼高原などの白山手取川ジオスポット約20か所を視察し、市や専門家でつくる白山手取川ジオパーク推進協議会、そして、推進協議会と連携協定を結ぶ団体や市民からのヒアリングが行われました。
審査は、白山手取川ジオパークのエリアを山から海に向かって行われ、世界的な価値を有する桑島化石壁や百万貫の岩、綿ヶ滝、獅子吼高原、美川伏流水群など約20か所のジオサイトをつぶさに視察され、それぞれの箇所で説明員により詳細な説明をいたしたところです。
桑島化石壁を世に広めたライン博士の出身地であるドイツ・ラウンハイム市とは、平成9年に友好都市提携を行ってから、今年で25周年を迎えました。これを記念いたしまして、先月28日から30日にかけて、ラウンハイム市から、ダーフィット・レンデル市議会議長をはじめとする公式訪問団をお迎えし、記念式典などを通して末永い友好関係を確認したところであります。
このように、桑島化石壁に代表される市内の手取層群には、白亜紀の化石がよく産出されることが知られております。先般も、尾口地域の目附谷における現地調査で、足跡化石が発見されました。これを解析した結果、大型肉食恐竜の足跡であることが判明いたしました。これを弾みとして、大型恐竜の骨格、化石そのものが近い将来、発見されることを大いに期待いたしております。
また、白山恐竜パーク白峰の展示スペースもリニューアルし、桑島化石壁で化石が発見されるまでを理解できる写真スポットを整備したほか、桑島化石壁から産出された貴重な化石5点につきましても、見やすく拡大したレプリカを作成し、展示を行いました。こうした発見が白山手取川ジオパークの世界認定に向けた弾みとなるものと期待をいたしております。 次に、健康づくりに併せた認知症の予防についてであります。
また、新たに世界的価値を有する桑島化石壁から発見された化石を分かりやすく紹介する化石普及本の編集やホームページの多言語化を行うほか、JR金沢駅や小松空港でのPR活動などにより発信力の強化を図ってまいります。 さらに、10月には、本市におきまして日本ジオパーク全国大会白山手取川大会を開催いたします。
白山の恵みを享受する本市には、桑島化石壁、手取峡谷、手取川扇状地などの大地の遺産、白峰重要伝統的建造物群保存地区、日本遺産の北前船など多くの文化遺産、さらに酒やフグの卵巣のぬか漬けをはじめとする発酵食文化など、魅力的な素材が多数あります。
そのほか、桑島化石壁の世界的価値や水の旅、石の旅のストーリーを分かりやすく伝えるための白山恐竜パーク白峰の展示コーナーのリニューアルや、世界に広く発信するための英語併記のガイドブックの作成、主要ジオサイト、綿ヶ滝の環境整備などにつきましては、新年度予算に計上し、しっかりと対応を図ることといたしております。
ハード面につきましては、来年度、重要なジオサイトの一つである綿ヶ滝において、階段のリニューアルなどの整備を行う予定としており、白山恐竜パーク白峰につきましても、桑島化石壁産出化石の価値や「水の旅」「石の旅」のストーリーを分かりやすく伝える展示の検討を進めております。
特に、ジオパークの主たる拠点である、桑島化石壁やライントンネルへの道は荒れ、白山恐竜パーク白峰も廃れるばかりです。今後の投資が難しいのであれば、ジオの目的である、大きな視点での関連づけ、隆盛を誇る福井県立恐竜博物館との連携に向けた活動を開始してはいかがでしょうか。 これまでの日本・世界認定に向けた活動は、市民への浸透も大きな目的であったと思います。投資も行われてきました。
代表的な地質サイトである桑島化石壁や手取層群産出化石の世界的価値を確認されたほか、白峰重要伝統的建造物群保存地区や手取峡谷、獅子吼高原などのジオパークの見どころ並びに市立博物館、白山恐竜パーク白峰といったジオパーク関連施設を見て回られ、資源の保護・保全や教育活動、ツーリズムなどの視点から調査が行われました。
白山白川郷ホワイトロードを初め、百万貫の岩、白峰重伝建保存地区、桑島化石壁、獅子吼高原、美川伏流水群など、山から海まで白山手取川ジオパークの広いエリアに分布する見どころをしっかりと説明し、地質遺産の保全と活用の取り組みを審査員に確認いただきました。
本市のシンボルである白山の懐に抱かれた白山ろく地域には、白山の恵みを受けた白山白川郷ホワイトロード、スキー場、温泉、鳥越城跡、白峰重要伝統的建造物群保存地区、手取キャニオンロードといった観光文化拠点のほか、地域のお祭りや白山下山仏、さらには綿ヶ滝、桑島化石壁など白山手取川ジオパークをテーマとした魅力ある多くの観光資源が存在しております。
特に、今年度は世界認定に向けた課題解決と取り組みの強化を目的として、桑島化石壁の世界的な価値を考える国際化石シンポジウムやライン博士講演会、ジオパークの見どころをめぐるフォトロゲイニングを実施し、広く情報発信を行うとともに、金城大学短期大学部とも連携したジオガイドの養成講座の開催や市内の全地域でまち歩きツアーを開催するなど、市民参画と誘客の拡大・推進に果敢に取り組んできたところであります。
また、8月26日には、桑島化石壁で植物化石を採取し、日本の地質学研究に大きく貢献をいたしましたドイツのライン博士の没後100年を記念して、ライン博士研究の第一人者でありますボン大学のシェンク教授をお迎えし、講演会を開催することといたしております。
新年度は、国指定天然記念物、桑島化石壁の世界的な価値を考える国際化石シンポジウムや、ジオパークの見どころを地図を頼りに探し当て写真を撮るスポーツリクレーション「ジオパークFOODフォトロゲイニング」、ライン博士講演会などを実施し、広く情報発信を行うとともに、明治初期に県庁が置かれた地に立つ石川ルーツ交流館に新たにジオパークコーナーを整備するなど、効果的な普及啓発や誘客の推進を図ることといたしております
最後に、ドイツ・ラウンハイム市とは、桑島化石壁を世に広めたライン博士の出身地という経緯で、平成7年に旧白峰村が友好都市提携を行い、ライン博士顕彰会の民間交流のほか、本年は20周年であることから、去る10月の訪問の際に再調印をしたところであります。
また、昨日から本日にかけて、文部科学省においてユネスコを所管する国際統括官が市内の白山手取川ジオパーク及び白山ユネスコエコパークを視察に訪れ、東二口歴史民俗資料館や尾口のでくまわし、百万貫の岩、桑島化石壁など、本市の活動の状況を説明したところであり、こうしたことを通じて世界認定に向けた活動を積極的に推進してまいりたいと考えております。 次に、専門職大学の設置に対する支援についてであります。
また、学術的な評価を得るための取り組みにつきましては、これまでも金沢大学の長谷川教授や平松教授、青木准教授を初めとするジオパーク推進協議会の学術会議委員から助言や指導をいただき、桑島化石壁の価値、白山の地すべりや土砂流出、水の循環などについての啓発活動を初め、学術的な資料の提供等を受けているところであります。
今回はラオンハイム市--本市ではラウンハイム市と表記していますが、との友好都市宣言の調印15周年、桑島化石壁周辺の手取川流域の珪化木産地が国の天然記念物に指定されてから55周年の節目の年に当たることから、ドイツのラオンハイム市からトーマス・ユーヘ市長が臨席され、式典に花を添えられました。